2015年06月17日

落語&よもやま噺の会  落語in展示室

舞台担当GREENです。
今回は6月13日に開催された
「落語&よもやま噺の会」第2弾、
<四代目 桂右女助 真打昇進襲名披露>
の仕込についての記事です。

「落語&よもやま噺の会」は
噺家さんとお客様との距離をより近く、より身近に、
をコンセプトのひとつとし、本番終了後には噺家さん達との茶話会の時間も設けています。

第1弾は文化会館2階の第2会議室に舞台を特設して開催しましたが、
第2弾である今回は1階展示室での開催としました。

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展示室の一画をパーテーションで区切り、長方形のスペースを作り出し、
高座を乗せるための舞台を作ります。
今回は高さ1尺6寸(約48p)、間口3間(約5m40p)、奥行き2間(約3m60cm)で設定しました。

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センターを決め、箱馬を等間隔に並べていきます。
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そこへ3×6(90cmX180cm)の平台を載せていきます。
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画像には映っていませんが、この舞台への通路も同じようにかさ上げし、作ってあります。

高座を箱馬&平台、緋毛氈で作り、マイク、スピーカー、金屏風、めくり台等を設置し、完成です。
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舞台は小ホール用の「地がすり」でくるみ、黒く締まって見えるようにしました。

囲ったエリアへの入り口です。
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本番は噺家さん達の熱演のおかげで、大変盛り上がりました。
茶話会の方も高座から降りてこられた噺家さん達を囲み、和やかかつ楽しい雰囲気のものでした。

「落語&よもやま噺の会」、第3弾は12月26日、
『房総が生んだ天才彫物師”波の伊八”が講談で蘇る
&花どん改メ柳家吉録凱旋口演(仮題)』
といった内容を予定しています。

「通」である方も寄席初心者である方も、東金文化会館のちょっと変わった寄席にぜひいらして下さい!

<舞台担当GREEN
posted by staff at 12:15| 舞台担当(施設係)から

2015年05月30日

舞台メンテナンス

5/25(月)休館日と26(火)で舞台メンテナンスを行いました。
この舞台メンテナンスは東金文化会館の舞台機構を設計施工した業者(文化施設だけでなく、ディズニーランド等の遊戯施設の施工やメンテナンスも扱う舞台専門業者)が安全管理のために二日間かけて行うものです。

舞台の事故というと最近では帝国劇場で行われていた堂本光一サン主演のミュージカル「Endless SHOCK」本番中に高さ約7m 幅約3m 重さ約800kg の可動式LEDパネル2枚が倒れ怪我人が出た事故は覚えている方も多いかと思います。

そういった怪我人が出る様な大きな事故以外にも、大御所演歌歌手のコンサートでリハーサル中全く問題なく動いていた緞帳(どんちょう。舞台と客席を仕切る幕)が、いざ開演のタイミングで下りたまま動かなくなり、ほとんど照明も舞台装飾もない幕前に立ってコンサートを行ったというニュースにはならない笑い話のような舞台事故(関係者は笑えませんが…。)もあります。

そんな舞台事故が起きないように普段なかなか見ることのないところまでチェックするのが、半年に1回行う舞台メンテナンスです。

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この写真はクラシックコンサートや吹奏楽の演奏会等で使用する音響反響板の一部で天板と言われるものです。この音響反響板は天井からワイヤーで吊り下げられているので、写真の様に人が乗ったりするとゆらーゆらーと揺れます。(メンテナンス以外で人が乗ることはありません)
そんな点検の様子をブログに載せようと、写真を撮っていると突然携帯の緊急地震速報が鳴り始めました。
あ、この音久しぶりだなぁとのん気に思ったその直後グラっときました。当然天板もぐらんぐらん揺れ始めます。急いで舞台上に居た全員で天板を抑え、揺れを止めながら、「降りてー」と叫びました。
降りてきた作業員の方達は他の施設でも音響反射板に登ると何故か地震が起きると笑っていました。
東金市の震度は3でしたが、避難したその後も大きな余震はなく、程なくしてメンテナンスは再開されました。(写真は地震が来る直前です)

そう言えば4年前の3.11の時も照明メンテナンスの最中だったことを思い出しました。

黒子

posted by staff at 13:20| 舞台担当(施設係)から

2015年05月19日

布のチカラ

今回のBLOG担当は<舞台担当GREEN>です。

東金文化会館では通常の貸館(講演会や各種発表会)の他に、
会館が主催者となる自主事業や、
会館が開催協力をする共催事業
年間通して企画運営しています。

この5月は自主事業・共催事業が連続し、目まぐるしい忙しさです。

5月に入ってから(本日19日)、大ホールにて
「東金シネマ<9日本番>」
「ピアノ開放<10日本番>」
「May J.コンサート<12日本番>」
「フォレスタコンサート<17日本番>」の3事業7日間、

小ホールでも
「サンブステップス公演<4・5日本番>」
「親子deオペラ鑑賞デビュー・ヘンゼルとグレーテル<10日本番>」
「深沢亮子ピアノリサイタル<16日本番>」の3事業8日間。
かなりハイペースで開催してきました。

上記のような事業や、日常の貸館の際の舞台イメージ作りには毎回頭をひねっていますが、
困った時に役立ってくれるのが、「布」です。

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東金文化会館で使用しているのは、長さ6メートル、幅1.1メートルの麻布です。
吊ってみたり掛けてみたり、何本使用するか、どこに設置するか…
催し物の性格に合うよう、試行錯誤しています。

この布に照明を当てることで、色々な効果を生み出せます。

先日のコンサートでは、大ホールの舞台上に歌い手さんとピアノのみ、
クラシカルなイメージの構成だという事前情報がありました。
そこで少し変化を付けるべく、「布」を出動させました。

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上の画像で、これがシンプルな麻布だとわかっていただけると思います。

いつもはこの布を縦半分の幅に折って使うことが多いのですが、
今回は1.1メートル幅のままで。
6本を客席側から舞台奥へ、弧を描くようにたるませ、吊り上げました。

そこに諸々の照明を上から下からナナメから、当てるよう仕込みます。

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たるみの中間部のサスペンションへの仕込は、
布の前端/後端を固定してある吊りバトンを
いちいち降ろしての作業になるので、非常に手間がかかります。

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演奏される曲によって当てる色、模様、当てる角度を変え、
本番のオペレーションをしました。
(本番の写真は権利関係等があるかもしれませんので、掲載しません…)

シンプルな「布」であっても使い方次第で表情豊かに変化をする、
舞台は本当に不思議な空間だと感じます。

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東金文化会館職員は自主・共催事業、貸館ともに
客席の皆様に少しでも楽しんでいただけますよう、今後も試行錯誤を続けていきます。

労力のわりに効果がそれ程…というものも中には有るかもしれませんが…

<舞台担当GREEN>
posted by staff at 11:19| 舞台担当(施設係)から

2015年04月30日

親子でオペラ鑑賞しませんか?〜「ヘンゼルとグレーテル」〜

5月10日(日)に東金文化会館で行われる「ヘンゼルとグレーテル」はタイトルの通り
「親子でオペラデビューをして頂こう」という趣旨のもと、
千葉県文化振興財団の企画提供により実施する公演です。
オペラと聞くと少し身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、
誰もが知っている有名なお話で子供にもわかりやすい内容ですので、
気軽に楽しんで頂ける公演だと思います。

先日、本公演の出演者と当会館職員が東金市内の幼稚園に出向いてミニコンサートを実施しました。
これは「アウトリーチ事業」と呼ばれており、文化振興のため幼稚園児や小学生を対象に
文化芸術に触れる機会を提供するというもので当財団が毎年継続して行っている事業です。
間近でプロの生演奏に触れた子供たちの反応は予想以上だったようで、大変盛り上がっていたそうです。
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子供向けの音楽番組などで音楽に触れる機会もあると思いますが、
やはり生の演奏による感動が子供に与える影響というのは比べ物にならないものであると思います。それは幼稚園児たちの反応を見ても明らかです。

感性を育む大切な時期にある子供たちにとって、本物の音楽に触れる機会は
とても有意義な経験になります。
今回の公演のように未就学児の入場できるコンサートはなかなかありません。
おかげさまでチケットの売行きが好調ですが、まだ残席も若干ございます。
子連れで一流の演奏家の生演奏を楽しめる貴重な機会をぜひ利用して頂きたいと思います。
お子様の反応を見て、こんな一面があったのかと新しい発見ができるかもしれません。

親子で楽しいひとときを共有し、お子様の心の成長につながるような体験をして頂き、
「また観たい、聴きたい」と思って頂けたら、主催者にとってもこれほどうれしいことはありません。
普段の生活から離れて、本物の文化芸術に触れることで心を動かされたり癒されたりする経験は人が生きていく上で必要なことだと思いますので、この経験を今後の鑑賞機会につなげて頂けることを願っております。

(庶務担当 ★)
posted by staff at 14:04| 会館便り

2015年04月25日

TO-BUNオリジナルアイテム

こんにちは。

先日のgyomuyellowの記事の中にありました
事務所前女子トイレの洋式化の工事が完了しました。
これで事務所前の女子トイレは全て洋式化になりました。
(男子トイレの方は、全てとはいきませんでしたが洋式が一基増えました)resize0008.jpg
以前より少しでもお客様が快適にご利用いただければ嬉しいです。

さて、今回は東金文化会館で使用しているアイテムをご紹介したいと思います。

文化会館では、何か催しものがあると必ずと言っていいほどケーブルを使用します。
音声用ケーブル、照明用のケーブル、電源ケーブル等様々です。
このケーブルを引き回す際、出入り口や通路など人の導線になるところは
なるべく避けて引き回すようにするのですが、
どうしても導線と重なってしまう状況も出てきてしまいます。

仕方が無いので引き回しをしますが、
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分りにくいですが、黄色いケーブルが這っています。

このままでは、人が通る際に足に引っ掛け転倒したりと危険なので、必ず養生をします。


そこで活躍するアイテムが、これです。
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養生マットと呼ばれるもので
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這っているケーブルの上に被せるだけで、ケーブルが隠れ、
足に引っ掛けたりする心配がなくなります。

ちなみにこのマットですが、職員で自作したオリジナルマットです。
見た目はカーペットを切っただけのように見えますが、実は3パーツで構成されています。
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重さを稼ぐためにカーペットにゴムマットを貼り付け、
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更に滑り止めシートを貼り付けてズレにくい仕様となっています。
テープなどで止めなくてもほとんど動かないので、
ケーブルの上にそのまま置くだけでOKです。
作業効率も上がり、舞台作業の中では大変重宝しているアイテムの一つです。

今回ご紹介した養生マットですが、
会館ご利用の際には貸し出しも行っております。(もちろん無料です)
必要な際は、お気軽にお申し付けください。

以上、「TO-BUNオリジナル養生マット」の紹介でした。

舞台担当Blue

posted by staff at 17:06| 舞台担当(施設係)から