

オーケストラは大井剛史さん指揮のニューフィルハーモニーオーケストラ千葉、ソリストは澤畑恵美さん、竹本節子さん、小原啓楼さん、成田博之さんという豪華版です。
そして、合唱はこの日のために9月(8月に初心者講習会2回あり)から3月まで28回の練習を重ねてこられた、市民合唱団 東金市制60周年記念「第九」合唱団の皆様です。


まず、「第九」の前に演奏しましたのは、今年生誕150年を迎えるシベリウスの「フィンランディア」です。オーケストラの重厚な力強い演奏に続いて、前半のコーラスはハーモニーを大事に語りかけるように歌いだされ、後半は世界平和を祈る歌声を高らかに響かせ終曲に向かいました。感動的な演奏に涙されたお客様もおられたようです。
ベートーヴェンの「第九」は、大井剛史先生の溌剌とした指揮により、“流石プロの演奏家はすごい”と唸らせる演奏でした。第4楽章も大いに盛り上がり、7か月間合唱団を指導していただいた山本康童先生のご尽力に報いる“歓喜の歌”となりました。たくさんのアンケートから観客の皆様と市民合唱団が、とても幸せな時間を持つことができたことを確信するものです。


この感動を持ち帰り日々の精神生活が豊かになることで、健康的な地域社会が広がってゆく、そんな喜びと期待が訪れる瞬間です。文化やスポーツが持つ潜在的なエネルギーは平和で心豊かな社会を築いてくれるものと信じます。
当館スタッフ一同、これからも皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

東金文化会館事業担当 I