2015年05月30日

舞台メンテナンス

5/25(月)休館日と26(火)で舞台メンテナンスを行いました。
この舞台メンテナンスは東金文化会館の舞台機構を設計施工した業者(文化施設だけでなく、ディズニーランド等の遊戯施設の施工やメンテナンスも扱う舞台専門業者)が安全管理のために二日間かけて行うものです。

舞台の事故というと最近では帝国劇場で行われていた堂本光一サン主演のミュージカル「Endless SHOCK」本番中に高さ約7m 幅約3m 重さ約800kg の可動式LEDパネル2枚が倒れ怪我人が出た事故は覚えている方も多いかと思います。

そういった怪我人が出る様な大きな事故以外にも、大御所演歌歌手のコンサートでリハーサル中全く問題なく動いていた緞帳(どんちょう。舞台と客席を仕切る幕)が、いざ開演のタイミングで下りたまま動かなくなり、ほとんど照明も舞台装飾もない幕前に立ってコンサートを行ったというニュースにはならない笑い話のような舞台事故(関係者は笑えませんが…。)もあります。

そんな舞台事故が起きないように普段なかなか見ることのないところまでチェックするのが、半年に1回行う舞台メンテナンスです。

20150525_142616.jpg
この写真はクラシックコンサートや吹奏楽の演奏会等で使用する音響反響板の一部で天板と言われるものです。この音響反響板は天井からワイヤーで吊り下げられているので、写真の様に人が乗ったりするとゆらーゆらーと揺れます。(メンテナンス以外で人が乗ることはありません)
そんな点検の様子をブログに載せようと、写真を撮っていると突然携帯の緊急地震速報が鳴り始めました。
あ、この音久しぶりだなぁとのん気に思ったその直後グラっときました。当然天板もぐらんぐらん揺れ始めます。急いで舞台上に居た全員で天板を抑え、揺れを止めながら、「降りてー」と叫びました。
降りてきた作業員の方達は他の施設でも音響反射板に登ると何故か地震が起きると笑っていました。
東金市の震度は3でしたが、避難したその後も大きな余震はなく、程なくしてメンテナンスは再開されました。(写真は地震が来る直前です)

そう言えば4年前の3.11の時も照明メンテナンスの最中だったことを思い出しました。

黒子

posted by staff at 13:20| 舞台担当(施設係)から

2015年05月19日

布のチカラ

今回のBLOG担当は<舞台担当GREEN>です。

東金文化会館では通常の貸館(講演会や各種発表会)の他に、
会館が主催者となる自主事業や、
会館が開催協力をする共催事業
年間通して企画運営しています。

この5月は自主事業・共催事業が連続し、目まぐるしい忙しさです。

5月に入ってから(本日19日)、大ホールにて
「東金シネマ<9日本番>」
「ピアノ開放<10日本番>」
「May J.コンサート<12日本番>」
「フォレスタコンサート<17日本番>」の3事業7日間、

小ホールでも
「サンブステップス公演<4・5日本番>」
「親子deオペラ鑑賞デビュー・ヘンゼルとグレーテル<10日本番>」
「深沢亮子ピアノリサイタル<16日本番>」の3事業8日間。
かなりハイペースで開催してきました。

上記のような事業や、日常の貸館の際の舞台イメージ作りには毎回頭をひねっていますが、
困った時に役立ってくれるのが、「布」です。

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東金文化会館で使用しているのは、長さ6メートル、幅1.1メートルの麻布です。
吊ってみたり掛けてみたり、何本使用するか、どこに設置するか…
催し物の性格に合うよう、試行錯誤しています。

この布に照明を当てることで、色々な効果を生み出せます。

先日のコンサートでは、大ホールの舞台上に歌い手さんとピアノのみ、
クラシカルなイメージの構成だという事前情報がありました。
そこで少し変化を付けるべく、「布」を出動させました。

DSC_0254.JPG
上の画像で、これがシンプルな麻布だとわかっていただけると思います。

いつもはこの布を縦半分の幅に折って使うことが多いのですが、
今回は1.1メートル幅のままで。
6本を客席側から舞台奥へ、弧を描くようにたるませ、吊り上げました。

そこに諸々の照明を上から下からナナメから、当てるよう仕込みます。

DSC_0255.JPG

たるみの中間部のサスペンションへの仕込は、
布の前端/後端を固定してある吊りバトンを
いちいち降ろしての作業になるので、非常に手間がかかります。

DSC_0258.JPG

演奏される曲によって当てる色、模様、当てる角度を変え、
本番のオペレーションをしました。
(本番の写真は権利関係等があるかもしれませんので、掲載しません…)

シンプルな「布」であっても使い方次第で表情豊かに変化をする、
舞台は本当に不思議な空間だと感じます。

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東金文化会館職員は自主・共催事業、貸館ともに
客席の皆様に少しでも楽しんでいただけますよう、今後も試行錯誤を続けていきます。

労力のわりに効果がそれ程…というものも中には有るかもしれませんが…

<舞台担当GREEN>
posted by staff at 11:19| 舞台担当(施設係)から